観光案内

    愛川町は丹沢山塊の玄関口にあたり、かつては山岳信仰の霊地・修験者(山伏)たちの修業道場として盛んでした。町の中心を流れる清流・中津川の両岸は、市街地の喧騒とは別世界の里山ののどかな田園と山並みが広がり、手軽に楽しめるハイキングコースや、魅力ある史跡、観光スポットも数多くも点在しております。

    八菅神社

    八菅山一帯は、古くから神仏混交の信仰の聖地であり、修験道の一拠点でした。ヤマトタケルノミコト、修験道の開祖・役小角、高僧・行基などの来山が伝えられ、源頼朝や足利尊氏・足利持氏による社殿の建築や整備が行われたといわれています。 毎年、3月28日に開催される八菅神社例祭での火渡りは、1年の無病息災を祈る伝統行事です。山伏装束の人たちが燃え盛る火の中を歩く光景は、往時の荒行を今に伝えます。例祭では、一般の人も火渡りに参加できます。

    八菅山いこいの森

    ふるさとの歴史、由緒ある八菅神社の遺跡や遺品、樹齢300年とも言われる老杉などの樹木など植物も多く、その樹名・樹種の特性を知ることや小鳥のさえずりを聞くこともできます。また、西部の高台には展望台が設置されており、町の雄大なパノラマとしてすばらしい景観が一望できます。さらに、山の斜面を利用した28ヶ所のアスレチックや、町内で見られる野鳥・昆虫・植物などの写真を季節ごとに展示している「みずとみどりの青空博物館」があります。

    ハイキング&ウォーキング

    1.宮ヶ瀬ダムハイキングコース
    2.高取山ハイキングコース
    3.仏果山ハイキングコース
    4.半原越・仏果山ハイキングコース
    5.経ヶ岳・半原越ハイキングコース
    6.志田山・清正光ハイキングコース
    7.旗立松ハイキングコース
    8.三栗山ハイキングコース
    9.三増峠ハイキングコース
    10.鳶尾ハイキングコース
    11.八菅山ハイキングコース

    古民家山十邸

    明治16年(1883年)に豪農の屋敷として立てられた山十邸は、昭和19年(1944年)、思想家・大川周明の所有となり、周明の没後、さらに別な所有者を経て、昭和63年(1988年)に町所有となりました。一部修復後、平成元年(1989年)から一般公開しています。

    龍福寺・山門

    龍福寺八世獅山瑞秀の代、安永7年(1778年)の建立で拈華関の名がある山門です。総高9m、間口5.5m、奥行3.7mの木造総欅造りで、屋根は銅板瓦棒葺の入母屋、前面は唐破風、脚部は白壁造りで竜宮城を思わせる珍しい姿の楼門です。 和様唐様折衷の構造と精巧な組物及び彫刻で構成され、小ぶりな楼門ですが、その仕様は全体に調和がとれています。

    勝楽寺の山門

    嘉永4年(1851年)建立の壮大な山門です。木造総欅の入母屋三間造り、前面に唐から破風のある二重門(重層門)となっています。 屋根は反りが強い銅板平葺(初期は茅葺)。総高16m、階下間口9m、奥行5.6m、階上間口8.4m、奥行5mです。階上には釈迦三尊と十六羅漢が安置されています。

    中津往還~下谷の街道

    古民家山十邸の前の古い街並みの気配が残る旧街道と、6月になると道沿いの用水路にハナショウブが咲く中津下谷地区は、ともに「かながわまちなみ100選」に選ばれ、ノスタルジックな街並みの散策を楽しめます。

    中津川

    当館のすぐ横手を流れる中津川は、透明度が高く、川幅があるため、お子さんと本格的な川遊びに挑戦したいファミリーにぴったりです。釣りやキャンピングカーを利用したキャンプ、ピクニックと、思い思いの楽しみ方ができるのも魅力です。

    塩川滝

    塩川滝は滝幅4m、落差約15m。724年~729年の神亀年間、奈良東大寺の別当良弁僧正がここに清流権現を祭ったとの伝承があります。滝つぼ近くは夏でもひんやりとした冷気が漂っています。雨乞いの霊験あらたかな滝であり、八菅修験の第五番の行所でもありました。

    中津川マス釣り場

    家族連れや初心者でも安心して楽しめる自然渓流タイプの釣り場です。中津川漁業協同組合直営ならではの放流量の多さで、簡単に釣ることができます。また、新鮮な魚は、その場でバーベキューで食べることもできます。

    近隣ゴルフ場

    当館周辺の丹沢山塊の麓には多くのゴルフ場が点在しています。尾根伝いのコースは、自然のままの地形を活かした設計となっているのが特徴です。初心者でもプレーしやすいフラットワイドなコースから、フェアウェイの狭いテクニカルなコースまで、コースのバリエーションも豊富です。

    服部牧場

    牧歌的な風景の中で、様々な牧場体験ができるファミリー牧場で、ホルスタイン等の乳牛や羊、馬などが飼育されています。 牧場内では、乳しぼりや乗馬、バター作りが体験できます。また、牧場産の牛乳のみを使用したジェラートが味わえるアイスクリーム工房と、本場ドイツ仕込みの手作りソーセージのショップが人気です。。

    神奈川県立あいかわ公園

    森の中を散策したり、遊具で遊んだり、自然と触れ合ったりと、楽しみ方も盛りだくさん! 春には、40種類・約4万4千本もの色とりどりのツツジが咲き誇る「花の斜面」や、空気の澄んでいる日には、横浜ランドマークタワーまで見渡せる眺めの良い「風の丘」など、四季折々の見どころが盛りだくさんです。

    工芸工房村(あいかわ公園内)

    地元愛川町の伝統工芸である「藍染め」「機織り」「紙漉き」「陶芸」(手びねり、電動ロクロ)「木竹工」などが体験出来ます。伝統工芸の創作体験を通じて地域への関心を高め、来訪者と地域の交流を図る場になっています。体験工房のほか、軽飲食コーナーもあります。

    宮ケ瀬ダム

    東京都心から約50km、横浜や川崎の市街地から約40kmという近さの場所にある、首都圏最大級のダムです。このダムは皆さんの暮らしや安全を守るために、平成13年に相模川支流の中津川に完成しました。 この宮ヶ瀬ダム建設によって生まれた人造湖の宮ヶ瀬湖は、現在、神奈川県に欠かせない水源地となっています。